「どこにでもある家」が嫌な人へ|唯一無二のこだわりリノベという選択肢を、職人が本音で語ります

きれいなんだけど、どこかで見たことがある。無難なんだけど、自分らしさがない——。リフォームやリノベーションの事例写真を眺めていて、そんな物足りなさを感じたことはありませんか。
この記事は、「どこにでもある家」では満足できない方のために書いています。書いているのは、株式会社TEAM-R(大阪府堺市のリフォーム・リノベーション会社)。「普通じゃ物足りない方のための店舗・住宅リノベーション会社」を看板に掲げる会社です。こだわりリノベの費用のリアルから、イメージが固まっていない状態からの進め方、そしてこだわりに伴うリスクまで、代表で職人の潮が本音でお話しします。
- 0.1.1. この記事の結論|先に要点
- 1. 1. 「どこにでもある家」とは?なぜ物足りなく感じるのか
- 2. 2. 唯一無二の家とは?高い材料を使うことではない
- 3. 3. こだわりリノベは高い?造作の実際の金額
- 4. 4. 予算が限られているなら、どこにこだわる?
- 5. 5. こだわりにリスクはない?「止める」のではなく「説明する」
- 6. 6. デザインのイメージが固まっていなくても大丈夫?
- 7. 7. TEAM-Rの「普通じゃない」仕事:印象に残っている3つの現場
- 8. 8. なぜ「普通じゃ物足りない」を掲げるのか——代表・潮の話
- 9. よくあるご質問(FAQ)
- 10. まとめ:あなたの「好き」を、一緒にとことん突き詰めましょう
- 10.1.1. おすすめ記事
- 10.1.1.1. 著者・監修プロフィール
1. 「どこにでもある家」とは?なぜ物足りなく感じるのか

カタログから既製品を選んで、並べただけの家——。悪いわけではありませんが、どこかで見たことのある空間になりがちです。
代表の潮がリノベーションの世界に入って驚いたのは、万人受けするデザインの多さでした。きれいだけど、どこかで見たことがある。無難だけど、その人らしさが消えている。住む場所も、商売をする場所も、本来はその人の「好き」がいちばん滲み出ていい空間のはずです。
せっかく時間とお金をかけてリノベするなら、面白い空間にしたい。この記事では、そのための考え方と方法を順番にお話しします。
2. 唯一無二の家とは?高い材料を使うことではない

唯一無二の家とは、自分のこだわりや好きなものがある空間のことだと私たちは考えています。高い材料を使えばいい、というわけではありません。
TEAM-Rのショールームには、本来「下地」に使うラワン合板をクリア塗装してそのまま仕上げにした壁や、本来は屋外で使う波板を、あえて室内に使った場所があります。安価な材料でも、塗装などのひと手間を加えれば、既製品を並べただけでは出せない、他にない空間になる。これがTEAM-Rの造作の考え方です。
もちろん、いい材料を使えば費用は上がりますが、そのぶんよりいいオリジナルのものが作れます。大事なのは「高いか安いか」ではなく、そこに自分の「好き」があるかどうかです。
3. こだわりリノベは高い?造作の実際の金額

「造作だから高い」ということは、基本的にありません。
実際の金額でお話しします。TEAM-Rのショールームの造作洗面は材工で約16.5万円。同じサイズの既製洗面化粧台なら材工で約16〜20万円かかるので、ほぼ同等です。造作キッチンは材工で約65万円。標準クラスの既製システムキッチンと同等の金額感です。
カラクリは第2章でお話ししたとおり、下地用の安価な材料にひと手間かけて仕上げ材として見せること。ただし正直にお伝えすると、工期は既製品のおよそ2倍かかります(キッチンなら2〜3日→4〜6日、洗面なら1日→2日)。また、選ぶ材料のグレードを上げれば、そのぶん費用は上がります。
→関連記事:造作洗面16.5万円・造作キッチン65万円の内訳
4. 予算が限られているなら、どこにこだわる?

1箇所だけ選ぶなら、造作洗面をおすすめしています。面積が小さいぶん金額は既製品とほぼ同じで、毎日使う場所であり、来客の目にも触れる場所だからです。
一方で、全部を造作にする必要はありません。お風呂は造作するとコスパが悪すぎるので、既製品一択です。キッチンや洗面も、「寸法をぴったり合わせたい」「普通じゃないものがいい」という明確な理由がなければ、既製品で十分だと考えています。収納力・耐久性・使い勝手では、既製品のほうが優れているからです。こだわりたい場所にだけ造作を使う——このメリハリが、予算内でこだわりを叶えるコツです。
お金の組み立てで言えば、断熱や給湯器といった「見えない部分」は補助金や既製品で賢く抑え、目に入る部分に造作でこだわる、という考え方もできます。
→関連記事:堺市で使えるリフォーム・リノベ補助金【2026年版】
5. こだわりにリスクはない?「止める」のではなく「説明する」

リスクはあります。ただTEAM-Rでは、こだわりの要望を頭ごなしに止めるのではなく、どんなリスクがあるかをご説明したうえで、決めていただくようにしています。
たとえば、住宅のキッチンに木の天板を使いたいという方には、人造大理石かステンレスをおすすめしています。鍋を置いた焼け跡やクリア塗装の剥がれが出やすいからです(ショールームのキッチンが木の天板なのは、実際に暮らすのではなく「見せるため」のものだから)。巾木なしのすっきりした仕上げも、ホコリが溜まりやすくなる場合があるため基本的にはおすすめしていません——ただ、自社ショールームと写真スタジオの現場は、巾木なしで仕上げています。無垢材のフローリングも、梅雨に膨れることがある、手垢が付きやすいといった弱点がありますが、代表の潮が自分の家に張るなら無垢材です。
おすすめするものと、自分たちが好きで選ぶものは違う。それを隠さないのがTEAM-Rの方針です。リスクを知ったうえで「それでもこれがいい」と選んだこだわりは、後悔になりにくいと考えています。
| こだわり仕様 | 知っておきたいリスク | TEAM-Rのご説明・提案 |
|---|---|---|
| 木の天板のキッチン | 鍋の焼け跡・クリア塗装の剥がれが出やすい | 実際に暮らす住宅では人造大理石かステンレスをおすすめ |
| 巾木なしの仕上げ | ホコリが溜まりやすい場合がある | 基本は非推奨(木以外の床なら可能)。ただし自社ショールームでは採用 |
| 無垢材のフローリング | 梅雨に膨れることがある・手垢が付きやすい | 弱点をご説明したうえで、好きなら選ぶ(潮自身は無垢派) |
6. デザインのイメージが固まっていなくても大丈夫?

大丈夫です。最初から具体的なイメージが固まっている方ばかりではありません。「なんとなく普通は嫌」という状態でお越しいただければ、堺市西区のショールームで実物を見ながら、形にしていきます。実物を見て「これいいな」と感じたものを拾って、プランに落とし込んでいく進め方です。
どちらかといえば、TEAM-Rにご相談いただくお客様は、こだわりをお持ちの方が多い印象です。「普通じゃ物足りない方のための店舗・住宅リノベーション会社」と掲げているのを見て来てくださっているからだと思います。だから、「こんなの変かな」という遠慮はいりません。
ショールームは、緑のファサードに黄色いドア、ラベル柄の壁紙、事務スペースへ続く造作の隠し扉——随所に遊び心を入れた、自社施工の店舗事例そのものです。来られたお客様から「よくあるリフォーム屋さんの店舗と全然ちがう。ブランドの世界観がお店に表れていてオシャレ」と言っていただけたこともあります。JR鳳駅から徒歩11分です。
→関連記事:「雑貨屋みたいなショールーム」はこうして生まれた
7. TEAM-Rの「普通じゃない」仕事:印象に残っている3つの現場

代表の潮が「面白かった」と振り返る仕事を3つご紹介します。
■猫カフェの、ベンチ下の猫トイレ(大阪府)。集成材の造作ベンチの下に猫トイレを収めることで、猫の居場所とお店のデザイン、そしてコストを両立させました。
■ショールームの隠し扉。壁と一体に見える造作の扉の向こうが事務スペースになっていて、「何これ」と驚いていただける仕掛けです。

■写真スタジオのオリジナルアイアン格子(大阪市中央区)。スケルトンから造作でつくり上げたシックな空間で、本物のアイアンと、木を黒く塗装した"アイアン風"を同じ空間に共存させています。

そして「TEAM-Rの世界観が一番出ている事例はどれか」と聞かれたら、答えは自社ショールームです。「普通じゃ物足りない」という想いを、まず自分たちの空間で形にした場所だからです。
8. なぜ「普通じゃ物足りない」を掲げるのか——代表・潮の話

理由はシンプルで、代表の潮自身が、昔から「みんなと一緒」が苦手だったからです。
同じ服、同じ正解、誰からも好かれる無難な選択。子どもの頃からそういう普通に乗っかることに違和感があり、好きなものをとことん突き詰める方を選んできました(音楽が好きで、なかでもレゲエに惚れ込み、今でも趣味でDJをしています)。リノベーションの世界に入って万人受けするデザインの多さに正直飽きてしまい、こだわりを詰め込んだ空間づくりは手間と時間がかかるぶん敬遠する会社も少なくないからこそ、自分の「好き」をとことん突き詰めたい人の受け皿になるためにTEAM-Rを立ち上げました。接客のときもスーツは着ません。格好をつけるより、自分が本当にいいと思うものに正直でいたいからです。
代表自身が現場に立つ職人であることも、こだわりリノベでは効いてきます。打ち合わせの場で、できるかどうか・いくらくらいかかるかの見当がその場で付く。あいだに誰も挟まないので、要望がそのまま現場に反映される。そして、造作を面倒がりません。造作は手間がかかるため敬遠する会社も多いのですが、TEAM-Rにとってはそれが本業だからです。
この仕事をやってよかったと一番感じるのは、お客様が「何これ」って驚いてくれるときです。
よくあるご質問(FAQ)
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こだわりリノベは、普通のリノベより高くなりますか?
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基本的には変わりません。造作洗面は材工約16.5万円、造作キッチンは約65万円で、既製品と同等の金額感です。ただし工期は既製品のおよそ2倍かかり、材料のグレードを上げればそのぶん費用は上がります。
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デザインのイメージが固まっていなくても相談できますか?
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できます。「なんとなく普通は嫌」という状態で大丈夫です。堺市西区のショールームで実物を見ながら、「これいいな」と感じたものを一緒に形にしていきます。
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マンションでもこだわりリノベはできますか?
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できます。ただし、管理規約の遮音等級で選べる床材が変わるなど、物件の段階で決まる条件があります。中古マンションの購入を検討中の方には、内見への同行も無料で行っています。アイアン風框の間仕切りのように、マンションや賃貸でも設置できるものもあります。
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対応エリアはどこですか?
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大阪府堺市を拠点に、大阪市全域、松原市、和泉市、泉大津市、高石市、羽曳野市、大阪狭山市、富田林市、河内長野市などに対応しています。
まとめ:あなたの「好き」を、一緒にとことん突き詰めましょう
こだわりリノベは、お金持ちの特別なものではありません。安い材料でも、ひと手間かければ面白い空間はつくれます。造作洗面なら既製品とほぼ同じ金額で、あなただけの一台がつくれます。リスクがあるものは、正直にご説明します。そのうえで選んだこだわりが詰まった空間は、心から満足できる"あなただけの場所"になるはずです。
「普通じゃ物足りない」と思ったら、まずはショールームに遊びに来てください。唯一無二のあなたの「好き」を、一緒にとことん突き詰めにいきましょう。
著者・監修プロフィール
潮 亮輔(うしお りょうすけ)/株式会社TEAM-R 代表取締役
2011年に内装業界へ入り、フローリング職人として新築・リフォーム現場で約13年携わる。2018年に個人事業主として独立し、2023年7月に株式会社TEAM-Rを設立。内装工事を得意とし、店舗・マンション・戸建てのリノベーションを数多く手がける。「個性を大切に」を信条に、お客様との対話を何より大切にする職人肌の代表。
