アイアン框のガラス間仕切り、正体は「樹脂フレーム×アクリル」の既製品|造作との違い・費用を職人が解説

おしゃれなカフェや美容室、こだわりの住宅でよく見かける「アイアン框のガラス間仕切り」。抜け感を残しながら空間をゆるく仕切れるので、株式会社TEAM-R(大阪府堺市のリフォーム・リノベーション会社)でも、定番として何度も採用しています。
でも実は——TEAM-Rのショールームに入っているあの間仕切り、フレームはアイアン(鉄)ではなく樹脂製、パネルはガラスではなくアクリル。そして「造作」ではなく「既製品」なんです。「アイアン框=鉄でゴツくて重い、造作でしか作れない、高い」と思っていた方には、ちょっと意外かもしれません。
この記事では、現役職人でもある代表・潮が、アイアン框間仕切りの正体・既製品と造作の違い・リアルな費用・設置で失敗しないコツまで、現場目線で本音で解説します。
1. アイアン框の間仕切り、あれは「造作」?それとも「既製品」?

結論から言うと、既製品です。 TEAM-Rのショールームに入っているアイアン框の間仕切りは、タチカワブラインドの間仕切り建具。縦・横ともにサイズをオーダーできるタイプなので、規格品でありながら開口にぴったり合わせて作れます。
アイアン框の間仕切りというと、「フレームを溶接で組んで、塗装して……という造作でしか作れないもの」というイメージを持たれがちです。もちろん造作でも作れますが、いまは完成度の高い既製品の建具が市販されていて、TEAM-Rではこちらをよく使う定番として採用しています。
そして、もう一つの意外な事実がフレームの素材です。黒くてシャープな見た目からアイアン(鉄)だと思われがちですが、このタチカワの建具は樹脂製。鉄のようなシャープな質感を出しつつ、樹脂ならではの「軽さ・錆びにくさ・扱いやすさ」があるのが、既製品建具のよくできているところです。この黒フレームと半透明パネルの組み合わせは、住宅の間仕切りにも、店舗・カフェの空間づくりにも相性が抜群。「あの雑貨屋みたいな雰囲気を出したい」という方には、まず候補に挙がる建具です。
2. なぜ「ガラス」じゃなくアクリルパネルなの?

即答すると、軽くて割れず、安全だからです。 ショールームのパネルは、すりガラス調に見える乳半(にゅうはん)アクリル。「すりガラスみたいだな」と思って近づく方が多いのですが、正体はアクリルパネルです。
ここは商談室として使うスペースなので、外から中が見えすぎない目隠し(すりガラス調)はマストでした。乳半アクリルは半透明で視線をやわらかく遮りつつ、光はしっかり通すので、閉塞感が出ません。
ガラスではなくアクリルにした理由は、大きく次の3つです。
- 軽い:ガラスより軽いので、建具本体や吊り込みへの負担が少なく、施工リスクも下がります。
- 割れにくく安全:万一ぶつかっても割れにくく、飛散しにくい。商談室や住宅、小さなお子さまがいる空間でも安心です。
- 見た目はそのまま:すりガラス調の質感は乳半アクリルで十分に再現できます。
フレームが樹脂、パネルがアクリル——つまりこの間仕切りは、全体として「軽い・割れない・錆びない」建具です。だからこそ設置もしやすく、住宅にも安心して入れられます。「ガラスやアイアンの見た目は好きだけど、重さ・割れ・錆びが心配」という方には、TEAM-Rでもこのタイプをよくおすすめしています。
3. アイアン框の間仕切り、費用はいくら?

目安は、建具 約20万円+開口づくり 約3.5万円で、合計 約23.5万円です(TEAM-Rショールームの商談室サイズの場合)。内訳はこうなっています。
- タチカワの間仕切り建具本体:約20万円
- 開口(建具を取り付ける開口・下地づくり):約3.5万円
サイズオーダーの建具なので、開口の大きさ・枚数が変われば金額も動きます。上の数字はあくまでショールームの実例で、「アイアン框の間仕切りって、だいたいこのくらいの世界観なんだ」という肌感覚として見てください。
ネットには「アイアン間仕切りは高い」という情報も多いですが、造作でゼロから作れば確かに高くなります。一方で、今回のように既製品のオーダー建具を上手に使えば、この金額感で実現できるというのが、実際に何度も入れているTEAM-Rの実感です。
4. 既製品と造作、どっちを選べばいい?

即答すると、コスパと使いやすさを取るなら既製品、寸法や意匠を完全に自由にしたいなら造作です。 TEAM-Rのショールームでは既製品を選びました。理由はシンプルで、コスパが良く、完成された製品なので使いやすいからです。よく使う定番だからこそ、建て付けの安定した既製品の良さが効いてきます。
両者の違いを整理すると、こうなります。
| 項目 | 既製品の間仕切り建具(樹脂框・タチカワ等) | 造作の間仕切り(アイアン等) |
|---|---|---|
| 費用 | 抑えやすい(本体 約20万円〜+開口) | 高くなりやすい(溶接・塗装・製作費) |
| 納期 | 早め(規格+サイズオーダー) | 長め(設計・製作が必要) |
| 精度・使い勝手 | 完成品で安定、建て付けが良い | 職人の腕次第 |
| デザインの自由度 | サイズはオーダー可/意匠は規格の範囲 | ほぼ自由に作り込める |
| メンテナンス | メーカー部品で対応しやすい | 個別対応 |
まとめると、「アイアンの雰囲気を、無理なくコスパ良く出したい」なら既製品。「この壁のこの寸法・この意匠でないと絶対ダメ」という店舗のこだわりや、規格に収まらない特殊なサイズなら造作、という使い分けになります。どちらが正解ということはなく、目的とご予算に合わせて選ぶのがおすすめです。
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5. 設置で失敗しないカギは「レベルとタチ」──TEAM-Rならではの視点

ここが、実際に何度も取り付けてきた職人だから言える一番のポイントです。即答すると、直付けレールなので「レベル(水平)」と「タチ(垂直)」が命。ここが狂うと、最悪、扉が外れてしまう恐れがあります。
このタイプの間仕切り建具は、レールを直付けする構造。だからこそ、取り付ける前に下地のレベル(水平)とタチ(垂直)を必ず確認します。床や天井、壁がわずかに傾いていると、見た目が悪いだけでなく、扉の動きや外れにつながります。ここを確認せずに付けてしまうのが、DIYや慣れていない業者がいちばん失敗しやすいところです。
一方で、建具自体は開口の寸法さえ決めればオーダーで作れるので、設計の自由度は高め。そしてマンションや賃貸でも設置できます(賃貸の場合は原状回復の条件を事前に確認してください)。「うちの間取りでも入れられる?」というご相談は、堺区・中区・北区・南区など堺市全域はもちろん、大阪市ほか幅広いエリアで承っています。
抜け感を残して空間を仕切りたい住宅にも、"らしさ"を出したい店舗・カフェにも効く建具です。気になる場所があれば、現地を見てレベル・タチも含めてご提案します。
FAQ(よくある質問)
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アイアン框の間仕切りは、造作じゃないと無理ですか?
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いいえ。タチカワブラインドなどの既製品の間仕切り建具で作れます。開口の寸法さえ決めればサイズオーダーで製作でき、造作より費用も抑えやすいです。
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フレームはアイアン(鉄)ですか?重くありませんか?
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見た目はアイアン風ですが、TEAM-Rのショールームの建具は樹脂製です。鉄のようなシャープな質感を出しながら軽く、錆びないのがメリット。既製品なので扱いやすく、コストも抑えられます。
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パネルはガラスですか?割れませんか?
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TEAM-Rのショールームは、乳半(すりガラス調)のアクリルパネルです。軽くて割れにくく、万一のときも飛散しにくいので、商談室や住宅でも安心して使えます。
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費用はどれくらいかかりますか?
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ショールームの商談室サイズで、建具 約20万円+開口づくり 約3.5万円が目安です。サイズや枚数によって変わります。
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マンションや賃貸でも付けられますか?
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付けられます。ただし直付けレールのため、下地のレベル・タチの確認が重要です。賃貸の場合は原状回復の条件も事前にご確認ください。
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中を見せたい/もっと透明にしたい場合は?
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乳半以外のパネルも選べます。「目隠しを優先したいのか、抜け感を優先したいのか」に合わせてご提案します。
まとめ
アイアン框の間仕切りは、造作でなくても、タチカワの既製品建具で無理なく実現できます。パネルは乳半アクリルなので軽くて安全、費用の目安は商談室サイズで約23.5万円。そして設置の肝は「レベルとタチ」です。
株式会社TEAM-R(大阪府堺市)は、造作・フローリング・巾木を得意とし、住宅にも店舗・カフェにも"その空間らしい"仕切り方をご提案しています。緑のファサードに黄色いドアの自社ショールームも、実際に施工した店舗事例。アイアン框の間仕切りも実物をご覧いただけます。
「うちの間取りに合う?」「造作と既製品、どっちがいい?」といったご相談は、お問い合わせからお気軽にどうぞ。
著者・監修プロフィール
潮 亮輔(うしお りょうすけ)/株式会社TEAM-R 代表取締役
2011年に内装業界へ入り、フローリング職人として新築・リフォーム現場で約13年携わる。2018年に個人事業主として独立し、2023年7月に株式会社TEAM-Rを設立。内装工事を得意とし、店舗・マンション・戸建てのリノベーションを数多く手がける。「個性を大切に」を信条に、お客様との対話を何より大切にする職人肌の代表。
